せんねん灸セルフケアサポーター・日本不妊カウンセリング学会会員
東洋医学の「胃」の働き
東洋医学の「胃」の生理作用と病理作用
東洋医学の「胃」の働きは、現代医学とほぼ同じと言えます。
東洋医学の「胃」の働きは
- 受納と腐熟を主る
- 和降を主る
受納とは、胃が飲食物を摂取する機能のことを言います。
腐熟とは、胃が飲食物を吸収されやすいように消化する機能のことを言います。
和降とは、飲食物を受納し、腐熟した後、小腸に降ろす働きのことを言います。
これらの「胃」の働きに異常が起きると
「消化不良」「食欲不振」「悪心・嘔吐」「胃もたれ・上腹部痛」「胃酸上逆」「曖気(ゲップ)」などが起こります。
「胃」に属するツボは45個
胃は、東洋医学の「陰」と「陽」に分けると、「陽」に属します。
さらに「陽」を分けると、「太陽」、「少陽」、「陽明」の3つになります。
胃は、足の「陽明」に属していて、45個のツボを有します。
難しい話しになってしまいましたが、「胃」の性質を持ったツボが45個あり、そのツボもそれぞれ特性を持っています。
今回は、ツボの特性の前に、ツボの名前を列挙します。
- 承泣(しょうきゅう)
- 四白(しはく)
- 巨髎(こりょう)
- 地倉(ちそう)
- 大迎(だいげい)
- 頰車(きょうしゃ)
- 下関(げかん)
- 頭維(ずい)
- 人迎(じんげい)
- 水突(すいとつ)
- 気舎(きしゃ)
- 欠盆(けつぼん)
- 気戸(きこ)
- 庫房(こぼう)
- 屋翳(おくえい)
- 膺窓(ようそう)
- 乳中(にゅうちゅう)
- 乳根(にゅうこん)
- 不容(ふよう)
- 承満(しょうまん)
- 梁門(りょうもん)
- 関門(かんもん)
- 太乙(たいいつ)
- 滑肉門(かつにくもん)
- 天枢(てんすう)
- 外陵(がいりょう)
- 大巨(だいこ)
- 水道(すいどう)
- 帰来(きらい)
- 気衝(きしょう)
- 髀関(ひかん)
- 伏兎(ふくと)
- 陰市(いんし)
- 梁丘(りょうきゅう)
- 犢鼻(とくび)
- 足三里(あしさんり)
- 上巨虚(じょうこきょ)
- 条口(じょうこう)
- 下巨虚(げこきょ)
- 豊隆(ほうりゅう)
- 解渓(かいけい)
- 衝陽(しょうよう)
- 陥谷(かんこく)
- 内底(ないてい)
- 厲兌(れいだ)
胃に関係するツボはたくさんあります。様々なツボの特性があります。
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