手五里の「里」は、邑、居るの意味があります。
このツボが、肘の関節から五寸上にあることから、「手五里」と名付けられました。
ツボの位置は、曲池(肘を直角に曲げたときにできる横じわの線上で、親指側の先端にあるツボ)から肩髃を結ぶ線上で、曲池の3寸上にあります。
このツボの作用は
- 本経の循行部(肘や腕)の痙攣、痛みによる挙上不能などに使用されることがあります。
- 臓腑の病症として呼吸器系(せき、喀血)や消化器系(腹部膨満感や腹痛)などに使用されることがあります。
- その他の病症として、嗜眠(しみん=眠り続けてしまい、強い刺激を与えないと覚醒しない状態のこと)に使用されることがあります。
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