肘髎の「肘」とは、肘尖（肘の先）を指し、

肘髎の「髎」とは、骨の間隙（隙間）を指しています。

このツボは、肘の骨の尖端にあるため、「肘髎」と名付けられました。

ツボの位置は、肘を直角に曲げたときにできる横じわの線上で、親指側（腕の外側）先端にある“曲池”から1寸外側にあり、上腕骨の上縁にあります。

ツボの作用は、

1. 本経の循行部（肘や腕）の痛みによる挙上不能、肘の拘縮・痙攣・痺れや麻痺に使用されることがあります。
2. その他、嗜眠（しみん＝眠り続けてしまい、強い刺激を与えないと覚醒しない状態のこと）に使用されることがあります。