せんねん灸セルフケアサポーター・日本不妊カウンセリング学会会員
「赤ちゃんが欲しい」と思っているのに、なかなか子宝に恵まれない方がとても増えています。
ストレス社会、晩婚化など様々な理由があると思いますが、不妊症の主な原因は、子宮内膜の問題、卵子の問題(または夫の精子の問題)、ホルモンバランスの問題、血行の問題などがあげられます。
はりやお灸は、自律神経に作用するため、ホルモンバランスを整えたり、ストレスを軽減させる作用が期待されます。また、血行を整えるので、子宮内に十分な血液が行きわたり、卵巣や子宮の機能向上も期待できます。
また、男性不妊症についても別のページで紹介しております。合わせてお読みください。
身体のバランスが崩れると、身体の表面に痛みやコリが現れ、これをツボと呼んでいます。
このツボを刺激することによって、血行などが改善され、それに伴い崩れた身体のバランスも整ってきます。
整った身体のバランスによって、自然治癒力(病気を治そうとする力)も上がっていきます。
また、人間の血液(赤血球)は3~4か月で入れ替わると言われています。
つまり、体質が変化するのに3~4か月必要となっています。
そのため、治療の効果を1,2回で判断することは難しく、当院では週に1回、3~4か月通うことをおすすめしています。
当院の不妊治療は、「妊娠しやすいように身体のバランスを整えていく」ものであり、「3か月続けたら必ず妊娠できます」ということをお約束できるものではありません。
ただ、鍼灸治療によって体質が改善し、妊娠される方がいるのは確かなことです。
上記の治療のペースと期間は、治療効果を考えておすすめしているものですが、お仕事などで時間がなかなかとれない方は、自宅でお灸などのセルフケアを行うことを提案しています。
東洋医学において、不妊症は「気」「血」「水」のバランスを整え、「肝」「脾」「腎」を整えるのが有効とされています。
これらのバランスが崩れると、子宮や卵巣などがうまく養われなかったり、月経が乱れたりするため、不妊症になると考えられています。
はりとお灸で、これらのバランスを整え、子宮内に血液が行きわたるように働きかけます。
「気」は、エネルギーのことを指します。
身体の隅々を巡り、生命の原動力になったり(=元気)、身体を温めたり、病邪の侵入を防いだりする働きがあるといわれています。
「血」は、全身に栄養を与えています。
「気」とともに全身を巡り、身体や内臓に栄養を送り潤す働きがあります。
「水」は、体内を巡る体液(水分、血液、リンパ液など)の総称です。
成人の体重の約60%が水分といわれていることから、「水」は生命活動を正常に保つ重要なもののひとつです。
「肝」は、現代医学の肝臓に相当しますが、働きは異なります。
東洋医学では、「血」を蓄える臓器です。
蓄えられた「血」は、子宮などを栄養するときにつかわれます。
「脾」は、現代医学の脾臓に相当しますが、働きは異なります。
東洋医学では、「気」「血」「水」をつくりだす臓器です。
「脾」が病んでいると、月経が乱れやすくなります。
「腎」は、現代医学の腎臓に相当しますが、働きは異なります。
東洋医学では、発育や生殖をつかさどり、身体を温める作用があります。
「腎」のエネルギーが不足していると、身体が冷えるだけでなく、子宮や卵巣、受精卵にも問題が生じると考えられています。
不妊症を、東洋医学的に分類すると以下のようになりますが、人間の身体はそんなに単純に分類することはできません。
あくまでも目安としてください。
このタイプの人は、
などの症状がみられることが多いです。
このタイプの人は、
などの症状がみられることが多いです。
このタイプの人は、
など、ストレスの影響を受けやすい方が多いです。
このタイプの人は、
などの症状がみられることが多いです。
このタイプの人は、
などの症状がみられることが多いです。
このタイプの人は、
などの特徴がみられることが多いです。
副院長は43歳で長男を出産しました。
11月のお灸教室は、いつもと違い第二日曜日の11月10日(日)に行います。完全予約制のため、11月5日(火)までにご予約ください。