せんねん灸セルフケアサポーター・日本不妊カウンセリング学会会員
聞きなれない言葉ですが、「いんこうとういじょうかんしょう」と読みます。
昨今では「ヒステリー球」と呼ばれており、東洋医学では「梅核気(ばいかくき)」と呼んでいます。
症状は、「のどがつかえる感じがする」、「物が飲み込みにくい」などと表現される、のどの違和感や異常感覚を指します。
月経や妊娠、出産、閉経等でホルモンバランスが乱れやすい女性に多いと言われており、ストレスを強く受けている方や責任感が強い人ほど発症しやすいとされています。
耳鼻咽喉科での検査(内視鏡検査、X線検査、CT検査、血液検査など)を受けても、のどの異常感覚の器質的な病変が見つからない場合に「咽喉頭異常感症」と診断されます。
原因として考えられるのは、ストレスがあげられます。
強いストレスを受けると、自律神経のバランスが乱れ、活動時に働く交感神経優位に傾き、のどの筋肉が収縮して違和感を与えていると考えられています。
そのほか、のどの過敏性、嚥下機能の低下、鉄欠乏性貧血、自律神経失調症、更年期障害、糖尿病などの全身の異常や、うつ病、神経症などの精神的なものがあげられます。
原因のところでも書いたように、のどの検査に異常がみられない症状です。
また、東洋医学では、「気滞」という証が立てられます。
これは字の如く、気が滞っている、という状態です。
そのため、気を巡らす施術をしていきますが、あわせてそれ以外にあらわれている全身的、または精神的な症状の施術も行います。
11月のお灸教室は、いつもと違い第二日曜日の11月10日(日)に行います。完全予約制のため、11月5日(火)までにご予約ください。