せんねん灸セルフケアサポーター・日本不妊カウンセリング学会会員
高血圧とは、血圧が高いといった病気ですが、たまたま測った血圧が高かったからといって、「高血圧症」とは言えません。
「高血圧症」とは、繰り返し測っても血圧が正常より高い場合を指します。
高血圧と言われても、自覚症状がほとんどないため、何も対処されない方が多いですが、放置してしまうと、脳出血や大動脈瘤など、生命を脅かす病気につながります。
このように、自覚症状が無いまま生命を脅かす病気を引き起こすことから「サイレント・キラー(沈黙の殺人者)」と呼ばれています。
そのため、何の症状が無くても、適切な治療や予防が必要となっていきます。
(参考)
症状が無くても検査値に異常がある=現代医学の未病→メタボリックシンドロームがあてはまります。
症状があるのに検査値は正常になる=東洋医学の未病→不定愁訴などがあてはまります。
高血圧には、「本態性高血圧症」と「二次性高血圧症」とがあります。
【本態性高血圧症】
原因が判らないものをいい、高血圧症の約90%がこれにあたります。
塩分の摂り過ぎや肥満、過剰な飲酒、喫煙、運動不足などの生活習慣の乱れや、遺伝的な因子が関与しています。
【二次性高血圧症】
甲状腺や腎臓・副腎などに病気があり、それが原因で高血圧を起こすものをいいます。
日本高血圧学会の診断基準(2019年)では以下の通りです。
(収縮期血圧、拡張期血圧の順で記載。カッコ内は家庭で測定した時の値)
本態性高血圧症は、生活習慣病であるため、まずは生活習慣の見直しが大切です。
減塩や禁煙、十分な睡眠と適度な運動を心がけてみましょう。
施術方針としては、血圧を下げると言われているツボはありますが、生活習慣も一緒に整えていきます。
食事、睡眠、運動。
これらの習慣を効率的に行えるような、施術をしていきます。
11月のお灸教室は、いつもと違い第二日曜日の11月10日(日)に行います。完全予約制のため、11月5日(火)までにご予約ください。