東洋医学の免疫の力
ここ最近、新型コロナウイルスや、インフルエンザウイルス、ノロウイルスなどが、私たちの生活を脅かしています。
一般的な対策として、「普段から、十分な睡眠とバランスのよい食事を心がけ、免疫力を高めておきます」と、首相官邸ホームページにも記載されています。
「免疫力」を高めるためには、現代医学だけでなく、東洋医学の「鍼灸」があります。
はりの免疫系への反応
鍼灸養成学校の教科書、「はりきゅう理論」より。
はりを打つことにより、「NK細胞」や「T細胞」の移行を促進することが報告されています。
NK細胞は、ウイルスに感染したての細胞や、生まれたてのガン細胞など、相手を選ばず(すなわち非特異的に)しかも素早く攻撃する細胞です。
T細胞には少なくとも3種類の細胞が知られています。
- ヘルパーT細胞:免疫反応を進めるよう指令を出す。
- サプレッサーT細胞:免疫反応を終わらすよう指令を出す。
- キラーT細胞:ウイルスに感染した細胞を破壊します。
そして、次に同じウイルスが来た時に迅速な対応を行います。
お灸の免疫系の反応
鍼灸養成学校の教科書、「はりきゅう理論」より。
お灸をすえると、「マクロファージ」が、施術後と5日後に活性化することが認められています。
マクロファージは、身体に入ってくる異物(細菌やウイルス等)を食べて(=貪食)て噛みちぎります。そしてそのかけら(=抗原断片)をヘルパーT細胞に提示します。この過程を“抗原提示”と言います。
抗原提示をされたヘルパーT細胞は、キラーT細胞に働きかけ、ウイルスに感染した細胞を攻撃します。
そのほか、B細胞と呼ばれる免疫細胞にも働きかけ、マクロファージとともに、ウイルスを撃退します。
免疫系のお灸教室
キラーT細胞は、ウイルスに感染した細胞を破壊します。
マクロファージ(とB細胞)はウイルスそのものを撃退します。
NK細胞は、抗原提示されなくても、相手を選ばずに攻撃します。
はりは家庭で手軽には出来ませんが、お灸は、市販のせんねん灸を使用すれば、家庭でも手軽に行うことが出来ます。
そこで、家庭でできる免疫力upのセルフケアとしての、お灸教室を開催します。
*予約制です。参加希望の方は下記まで前日の12時までにご連絡ください。
今回は、感染予防の為、1人ずつ行います。
1人20分を目安に行います(10分は入れ替えの時間)ので、
ご希望の時間帯をお知らせください(9:30~13:00の間でご希望をお伝えください)。
開催日:令和2年3月15日(日)
時 間:9:30~13:00
内 容:免疫力を高めるツボ探し
参加費:1,650円(税込)
定 員:1名ずつ
講 師:山本嘉(せんねん灸 セルフケアサポーターです)
注意点:手足のツボが探しやすい服装で来てください
(スカートやストッキングは不向きです)
駐車場のご利用を希望の方は、お問い合わせください。
ご予約は、
電 話 046-897-0919
ホームページ https://www.yamamoto-sinkyu.com/お問い合わせとご予約/
または直接当院までお申し付けください。
最後までお読みになっていただき、ありがとうございます。
==========================
ご予約は
TEL 046-897-0919(はりきゅうなら おきゅういく)
までお願いします。
定休日 水曜日・日曜日・祝祭日
受付時間 8:30~20:00(土曜日は17:00まで)
コメントをお書きください