１１月のお灸教室のご報告です

今回もまず、お灸の原材料である“よもぎ”を用いて、もぐさを作っていきます。

いつもはよもぎを、火力乾燥していますが、乾燥器の調子が悪く、天日干しした乾燥よもぎを用いました。

天日干ししただけのよもぎは、すりつぶすのが大変でしたが、いつものようなもぐさができあがりました。

自作したもぐさを用いて、しょうが灸をすえていきました。

しょうがを皮膚ともぐさの間にはさむ理由は、熱さを緩和させる作用があるからですが、そのほか、しょうがの成分である“ショウガオール”や“ジンゲロール”と併せて、血行促進や体温上昇を増強する目的もあります。

しょうが以外にも、みそ、にんにく、塩などを挟んでお灸をしていきます。

これらのものは、台所にある食べられるものを使用しているところに興味がわきますね。

今度は市販されているお灸、“せんねん灸”を用いてお灸をすえていきます。

ツボを選ぶときは、ツボブックを用いておおよその位置をとらえます。

ただし、ひとり一人の顔の表情や体格が違うように、ツボもひとり一人位置が違います。また、その日の体調によって位置がずれたりすることもあります。

そのため、ツボの位置はココ！と決めつけるのではなく、肌を観察し、触って、他と違うと思ったところにお灸をすえます。

ツボにピッタリとあてはまると、お灸は熱くないことが多いです。